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誤解されやすい基本 14 トップでは左肩をアゴの下まで回せ!

2012/06/12

かなり古い「ゴルフの常識」です。

これも古くから言われている「ゴルフの常識」のひとつではないでしょうか?

そもそも「左肩をアゴの下まで回せ」という理論は、相当古いもので長身の外国人を対象にしているのではないかと思われます。これを日本人の一般的な体型で実践しようとすると、左肩の上にアゴを乗せるといった、不自然で無理のあるスイングになってしまいます。身体の骨格や、その造り、柔軟性、可動域といったものは一人一人みんな違います。

首が長くて身長が高く、体が柔らかな人であればこれも不可能ではないのかもしれませんが、首が短くて身長が低く、体が硬い人にとってはテイクバックの途中で右膝の踏ん張りを崩して(スウェーして)、腰を大きく回さなければ出来ない事になってしまいます。

もう一つは、これも取り上げましたが「ボールを良く見ろ、見ておけ」といった間違った常識とのつながりがあるものと思われます。ボールを注視する為には腕が邪魔しないこの言葉は、大変都合の良い「互いの言葉を正しい理論として助け合う」相互扶助的な常識として利用された感があります。

本来は「左肩を回せ、アゴの下に入るくらいまで回せ!」という意味で、しっかり肩が回っていない人や、腰の回転が不足していた人に対する矯正のアドバイスだったものと思われます。その他の例に漏れず部分的な矯正の為に使われたもので、その意味では間違っている訳ではなく、一理はあったのでしょう。ですが時間の経過と共に意味が一人歩きをして、変形して行ったものだと思われます。

 

「左肩をアゴの下まで回せ」この常識がもたらす弊害

この言葉がもたらす最悪ものが先ほどちょっと触れましたが、余計に肩を回そうとして右膝がキープ出来ずにスウェーしてしまう事です。これは、右膝の我慢が出来ずに別の場所で体が楽をしてしまい、リバースビボット等の不必要な動きを、自ら作ってしまっている事になります。「誤解され易い基本 8 其の弐 右足の支え」でも記載しましたが、右膝が我慢出来ずに流れてしまうと、折角作った捻転差が崩れてしまいパワーが逃げてしまうばかりでなく、オーバースイングの元になってクラブヘッドが暴れてボールがどこへ飛んで行くのか判らなくなってしまいます。

要は、「飛距離も出ないし、どっちへ行くかも判らない(曲がってしまう)」という結果になってしまい、再現性の高いスイングからはほど遠いスイングになってしまいます。

正しい言い方とそのイメージは?

正しい理論・言い方としては、「トップでは左肩はアゴの左に来る位迄まわせ」ってことになります。イメージとしては左肩を回すというより、「左肩を飛球線後方へ更に押し込んで、コックした腕を上げる」といった感じですかね。こうすれば、綺麗なトップになって、いつも同じようなスイングが出来る、再現性の高いスイングが可能になるはずです。正しい前傾姿勢でテイクバックすれば、トップでは左肩は顎の左に来るのが正しいスイング動作なのです。

以上、正しい基本を理解した上で、誤解のないきっちりとしたトップを作りましょうね。

 

 

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